αリノレン酸を手軽に摂取できる調味料はマヨネーズ
何かと健康面で悪者扱いされる脂質。でも、脂質の中でも積極的に摂取することが推奨されている脂肪酸があります。その代表がαリノレン酸ですね。 私は、αリノレン酸よりも飽和脂肪酸の方が圧倒的に重要だと思っているのですが。...
View Articleグルコースが主要エネルギー源でないのは1ヶ月間不食で生きられることから明らか
俳優の榎木孝明さんが、1ヶ月間水のみで生活する、いわゆる不食を実施していたことが話題となっています。 飴や塩飴などを食べることもあったそうですが、基本的には1日に1リットルから2リットルの水だけしか体に入れていなかったそうです。コーヒーとお茶なんかもありだったそうですが、1ヶ月間はほとんど水分補給だけということです。...
View Article日本人は標準体重でも栄養不足かもしれない
現代日本で、食べるものに困るということは、そうそう起こりません。飽食の時代とも言われていますから、よほどのことがない限り、餓死することはないでしょう。 だから、多くの日本人が栄養が足りていると思っているわけですが、どうもそれは怪しそうです。むしろ、多くの日本人が低栄養状態にあるような気がするんですよね。 たんぱく質・エネルギー低栄養状態(PEM) 栄養学博士の川島由起子先生監修の「カラー図解...
View Article夏はアイスクリームではなくバターを食べて糖質摂取量を制限する
夏になると暑さで食欲がなくなり、ざるそばや冷やし中華のようなさっぱりとしたものを食べたくなります。また、間食時には冷たいかき氷やアイスクリームなんかにも、ついつい手が伸びそうになりますね。...
View Article炭水化物を食べれば簡単に10kgくらいは太ることができる
先日、あるテレビ番組を見ているとモデルのIVANさんが出演されていました。 その番組は、IVANさんの過去の失敗談を語るというもので、モデルからホームレスに転落した話をされていました。現在は、ホームレスから復帰されて芸能界で活躍されています。...
View Article飽和脂肪酸を多く摂取しても脳卒中の原因にはならない
飽和脂肪酸を多く含む動物性脂肪をたくさん摂取していると、脳梗塞、脳内出血、くも膜下出血といった脳卒中を起こしやすいと言われています。心筋梗塞も、動物性脂肪の摂り過ぎが原因だとも。 でも、飽和脂肪酸をたくさん摂取したからと言って、脳卒中や心筋梗塞になるという証拠はありません。むしろ、飽和脂肪酸を多く摂取している方が健康に良いくらいです。 意図的に作られた飽和脂肪酸害悪説...
View Article炭水化物を食べれば楽に20kgは太る
つい最近、炭水化物を食べれば10kg太るという記事を書いたばかりですが、いやいや、炭水化物を食べれば楽に20kgは太るということがわかりました。 前回書いた記事は、モデルのIVANさんがホームレスになって炭水化物ばかりを食べていたら10kg太ったとテレビ番組でおっしゃっていたのを紹介したのですが、同じ番組で、辺見マリさんが炭水化物ばかりを食べていたら20kg太ったと語っていました。...
View Article筋肉のグリコーゲンは血糖値の上昇には使われない
グルコース(ブドウ糖)は、グリコーゲンという形で肝臓と筋肉に蓄えられます。 肝臓のグリコーゲン貯蔵量は100グラム未満、筋肉のグリコーゲン貯蔵量は筋肉量が多い人で300グラム程度です。肝臓のグリコーゲンは血液中のグルコース(血糖)が減少した時に使われます。...
View Articleケトン体はアセチルCoAから作られる
脳のエネルギー源はブドウ糖だけではありません。ケトン体も脳のエネルギー源として利用できます。 体内のグルコース(ブドウ糖)が減少しても、ケトン体があれば脳が機能停止することはありません。 では、ケトン体は体内でどのようにして作られるのでしょうか? 三大栄養素からエネルギーが作られる過程 ケトン体は肝臓で作られますが、一般的にその材料となるのは脂肪酸だと説明されています。...
View Article解糖系とミトコンドリアのどちらを重視するかで主要エネルギー源は変わる?
人間の主要なエネルギー源については、グルコース(ブドウ糖)なのか脂質なのかといった議論があります。 昔からグルコースが主要なエネルギー源と言われていますが、人間は、グルコースの他にも、タンパク質と脂質もエネルギー源として利用できます。なので、グルコースが主要エネルギー源だとする考え方においては、タンパク質と脂質はおまけといった位置づけになるのでしょう。...
View Article筋肉のグリコーゲンは糖質を摂取しなくても貯蔵できる
最近、2日続けて全力疾走しました。 普段、理由もなく走ることなんてないのですが、久しぶりにダッシュしてみました。準備運動一切なしでの全力疾走だったので、普通に歩いている状態からゆっくりと走り出し、徐々に速度を上げていってトップスピードに持っていくという走り方です。...
View Article日本は江戸時代から国民全員分の米を収穫していた
よく昔の日本は貧しくて、食べ物に困っていたと言われています。特に江戸時代は、武士のような特権階級や富豪だけが米を食べていて、貧しい農民は、ヒエやアワしか食べてなかったというのが常識となっていますね。 でも、これは普通に考えてあり得ないことです。江戸時代は、農民たちも毎日しっかりと米を食べていたと考えられます。 米1石は150kg...
View Article三大栄養素は人体に必要となる主要な栄養素という意味で名付けられたのではない
糖質、タンパク質、脂質は、現代栄養学で三大栄養素と呼ばれています。 三大栄養素と言うからには、この3つの栄養素が人体にとって最も重要な栄養素だと、なんらかの研究の結果でわかったのだろうと思っていたのですが、そうではないようです。実は、もっと単純な理由から、糖質、タンパク質、脂質は三大栄養素と呼ばれるようになったのです。 三大栄養素を明らかにしたのはドイツのリービッヒ...
View Article三大栄養素の摂取バランスの変化に体はすぐ適応できない?
炭水化物(糖質)、脂質、タンパク質は三大栄養素と呼ばれており、日本人の食事摂取基準2015年版では、これらのカロリー摂取比率を以下のようにすることを推奨しています。 炭水化物:50~65% 脂質:20~30% タンパク質:13~20%...
View Article栄養学は事実を認めるのが遅い。糖尿病の増加は明治時代の脚気の増加と原因が同じ。
現代の日本では、2千万人の人が糖尿病かその予備軍と言われてます。 糖尿病は生活習慣病とされていますから、普段の食事や運動が原因で発症するということでしょう。それなら、栄養学が発達している現代日本で、こんなにたくさんの糖尿病とその予備軍の人が多いことに疑問を感じます。 白米中心の食事が脚気の原因 現代の糖尿病と同じように社会に流行した病気が明治時代にありました。 それは脚気(かっけ)です。...
View Article2型糖尿病が完治することがあるのか?
正月は、ついつい暴飲暴食をして太ったという方もいらっしゃるでしょう。 たまには、そうやって破目を外すのも良いでしょう。でも、これが毎日になると、肥満を原因とした様々な生活習慣病になってしまいますから、気を付けなければなりませんね。特に糖尿病になると、完治しないと言われていますから、糖質の摂り過ぎには注意しましょう。...
View Article炭水化物は推定平均必要量も目安量も設定されてないのに食べる必要があるらしい
厚生労働省が公表している日本人の食事摂取基準2015年版では、炭水化物は総摂取カロリーの50%から65%になるように食べましょうとされています。 炭水化物の摂取カロリーは、何か理由があって設定されているのだろうと思い、日本人の食事摂取基準を少しばかり読んでみました。すると、なかなか興味深いことに気づきました。 ブドウ糖の1日の必要量は100グラム...
View Article喫煙率低下と肺がん死亡数増加の理由は炭水化物摂取量減少と糖尿病患者数増加にも当てはまる
2015年12月11日の朝日新聞に「グラフによれば、たばこは無害?」という記事が掲載されていました。 日本人の喫煙率は年々低下しているのですが、肺がん死亡数は増加する傾向にあったことから、たばこと肺がんとの間に因果関係はないという主張があります。でも、上記記事によると、これは統計を使ったごまかしだということです。...
View Article糖尿病になると心筋梗塞などの冠動脈疾患の発症率と死亡率が高くなる
糖尿病は、高くなった血糖値を下げることができなくなる病気で、高血糖の状態が続くと様々な合併症を併発します。 糖尿病の合併症には様々ありますが、その中でも心筋梗塞などの冠動脈疾患は、命にかかわる危険な病気です。糖尿病ではなくても冠動脈疾患を発症することはありますが、糖尿病になると、その発症率や死亡率は極めて高くなります。 2型糖尿病者の冠動脈疾患発症率は約6倍高い...
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